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2013年7月21日(日)於 天台球場 第95回全国高等学校野球選手権千葉大会 第4回戦 対 中央学院戦 試合開始 11時41分 試合終了 14時48分 試合時間3時間7分
検見川、善戦及ばず ・中央学院がサヨナラ勝ち。1回に大部の中前打で先制。3回に押し出し四球で2点目を挙げた。4回に追いつかれると9〜11回の好機を逸したが、 12回に四球の走者を二塁に置き、途中出場の岡田が左前打を放って決着をつけた。検見川は内野ゴロと寺沢の適時打で同点も、高砂が力尽きた。 無言の続投、12回力尽く 検見川・高砂 ・指揮官に代える気がなければ、エースも変わる気がなかった。「何も言わなくても目つき、表情を見たら『自分がいく』と」という和田監督に、高砂啓介は「気持ちに応えたかった」 三回までに2失点したものの、無言のやりとりで続投し四回以降はゼロに封じた。しかし12回二死二塁から、外角に投じた一番自信のある直球を左前に運ばれ試合終了。 161球目だった。 ・昨年10月から4月まで左肩を痛めて投げられなかったにもかかわらず、最後の夏は全力投球で締めくくれた。「勝てなかったことは悔しいけど、投げた球に悔いはない」と言った。 「あの子がいて、ゲームをつくるイメージができた」と和田監督。一方で「伸びしろがすごくあるのに、育てきれなかった」。 未完の最速138q左腕は、大きなスポットライトを浴びることなく、静かにグラブを置いた。 |
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◆観戦記 いい試合でした。結果は負けてしまいましたが、選手達は力を出し切ってくれました。38期生の夏は今日ここで終わってしまいましたが、 大会を通して、チームはたくましく、そして勝ち上がる毎にチームとしてまとまり、成長してくれたと思います。 ベンチに入れなかった選手達、今日の応援も力強く、選手たちを後押しする一体感がありました。 ここ数年、力があるのに力を出し切れずに敗戦してきた選手達を見てきましたので、結果はどうであれ、普段の力を発揮してほしいと思っておりました。 先発はエース高砂君。今日も150球を超える力投でした。3回戦の時よりもスタミナとコントロールを意識してか、力をセーブして投げていた気がします。 勝敗を決めたのは延長12回裏でした。先頭の7番打者にツースリーから四球を与えてしまいました。ツースリーからの5球目のボールはキャッチャーのミットも触らずに ボールはバックネットへ。この暑さと150球を超える球数もあり、握力が落ちてきている。そろそろ限界に近いのかと………。 頑張れ!高砂!ここまで来たら最後まで投げ切れ!心の中でエールを送りながら見守っていました。無死から四球で出たランナーに代走を送る中央学院ベンチ。 代走は背番号8。次打者はバンドで2塁に送り、1アウトランナー2塁から代打に背番号5の右打者を送ります。一気に勝負を決めにかかる中央学院。ここも凌げるか検見川高。 力を振り絞って投げる高砂君。ストレートに差し込まれ、振り遅れのファールで追い込み、最後は渾身のストレートを低めいっぱいに決めて三振に。 2アウトランナー2塁に。 あと一人抑えれば、13回表の検見川は今日当たっている平野君、3回戦で駄目押しのヒットを打った川島君に打順が回り、期待が持てます。 何とかこの回も抑えてほしい。祈りながら戦況を見守っておりました。 中央学院は、ここで今日当たっている9番左打者にまわります。 11回までの検見川高の守備体系は、2塁にランナーがいるときは無理に勝負せず、敬遠気味にランナーを埋めてから次打者に勝負して参りました。 1点勝負。守りやすい守備体系にしてから、バッターと勝負する。徹底していました。この回、高砂君は打者に投げる前に、タイムを取り、捕手をマウンドまで呼び寄せ、 バッテリーで意志確認後、バッター勝負を選択しました。 初球は伸びのあるストレートで低めに決まりストライク。2球目は、外角に逃げるスライダーが僅かに外れてボール。1ストライク1ボールから投げたストレートが レフト前にライナーが。ワンバウンドで捕球した小原君。懸命に中継経由でボールをホームに投げましたが、2塁ランナーはホームイン。 2013年7月21日 14時48分。検見川高の敗戦が決まりました。勝負はストレート。間違っていないと思います。変化球が真ん中、高めに来たら危ない。と思っていました。 力のあるストレートが勝負球に間違いではなかった。ただ、一塁ベースが空いているたので、ボール球を打たせる。そんなしたたかさをもっているのは、 きっと伝統校や強豪校なのでしょうね。 どちらのチームも勝てるチャンスがありましたが、 延長11回表、無死から平野君のライト前ヒット、川島君の四球の後、当たっている1番菅原君の三塁線送りバンドが相手投手の好フィールディングで3塁封殺。 2アウト後、3番高砂君のセンター抜けるかという当たりはセカンドベース寄りに守っていたセカンドの好捕もあり無得点。 延長12回表は、先頭の4番寺沢君のセンター前ヒット。5番渡辺君を迎えます。無死ランナー一塁の際、ほとんどバンドで送らない検見川高。ここもエンドランの機会を 探っていたのだと思います。延長に入ってからマウンドに立った中央学院のエース高橋君。ボールは荒れ気味で、ボール球が先行しておりましたが、 この時は、簡単に2ストライクと追い込みます。2ストライク後、渡辺君の打球はセンターライナー。センターからボールはファーストに送られダブルプレー。 高校野球はビジネスと少し似ているな思いました。相手(コンペチター)があって、状況(市場)は常に変化しながら、その瞬間、サイン(覚悟)を決めて勝負する。 迷いや躊躇する余裕もない。部下を信じて「YES・NO」を即断即決する事業責任者と選手達を信じて戦う監督とよく似ているのかなと……。 検見川高は延長に入り、何回もサヨナラのピンチを迎えましたが、バッテリー中心に本当に本当によく凌ぎました。 延長に入ってからは、どちらが勝ってもおかしくないそんな試合展開でしたが、ピンチも沢山ありました。 試合後半から延長に掛けて、あと1本出ていたら敗戦という厳しい局面をしのぐ検見川高。守っている選手たちはピンチを攻守で凌ぎ、 笑顔でベンチに戻ってくる。そんな選手たちを迎えるベンチの選手達。3塁側からは大きな声援で後押しする。素晴らしい雰囲気がそこにはありました。 今日球場では、35年振りに会った同級生。38年ぶりにお会いした先輩。わざわざ北海道から駆けつけてくださったOBや卒業して間もない若いOB・OG。 父母会・関係者の方々もたくさん観戦に来ておられました。高校野球にはそれだけ人を引き付ける魅力があります。 検見川野球部は多くの方々に見守られて一歩一歩成長しています。確実に力を付けています。接戦を勝ちきる。この壁をやぶれたら、次の世界が待っている。 そんな気がします。あと一歩。いやあと半歩です。 38期の3年生、本当にご苦労様でした。君たちの頑張りで検見川高野球部をたかめてくれました。高橋君、小原君、荒井君、関口君、チームを良くまとめてくれたと思います。 3年生には、明日からは新たな目標に向かってチャレンジしてほしい。勉強も頑張ってください。 また、明日から新チームが始まります。頑張れ検見川高野球部!これからもOB会は検見川高野球部を応援していきます。 事務局記 2013年7月21日 |
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5回表終了。2-2の同点。 |
◆観戦記 健闘の末力尽きる 延長12回サヨナラ負け故の脱力感と口惜しさの残る そんな試合でした。 Cシード中央学院は力量、チームカラー、ユニホーム(笑)といずれも似通った相手でした。 エースの高砂はいつものペース(?)で、四死球10と終始ランナーを背負いながらも、 中盤4回に先頭打者菅原の四球から二番桑原のレフト前ヒット、1年生四番の寺澤のレフト前 勝負に”たられば”は禁物ですが 検見川 安打8 四死球 2 盗塁5 三振6 残塁 4 失策3 最後まで競り合った両校ですが、わずかに執念が勝り競り勝った中央学院を讃え東海大望洋戦の そして、 4回戦まで進みまるまる一週間”Field
of Dreams”をかつての野球小僧に与えてくれた後輩たちに おかげで夏休み前の子供たちに負けない位日焼けしました(^^) 9期 岡元 |
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観戦するOB達 |
観戦するOB達 |
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検見川応援席。多くの応援がありました |
延長に入りベンチからの伝令を伝える桑田君背番号20 |
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延長12回 2-3の敗戦 検見川ヒット8本。中央学院ヒット8本 |
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試合後、挨拶する主将小原君。見守る関係者たち |
試合後の和田監督からの挨拶 「選手たちはよくやった。特に裏方に回って支えてくれた3年生に対する 感謝の言葉とこれからも監督として精進していく覚悟をお話しされました」 |
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前主将高橋慶君。試合後仲間の活躍を熱くたたえておりました |
18日の昭和学院の5回裏終了時、鉢巻き姿の高橋君が父母会の応援席 に来まして、一言。「3-0で勝っていますが、後半戦も一緒に応援お願いします」と挨拶がありました。 観戦していた私はちょっとびっくり。18歳の高校生が自ら挨拶にいくこの気配り。 21日の中央学院戦後も、泣きながら主将の小原君のところに歩み寄り、彼の肩を抱き健闘をたたえる姿が ありました。 彼のかっこよさ。いいリーダーです。 |