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秋季千葉県高等学校野球大会
2013年9月28日(土)3回戦 於天台球場
試合開始 8時45分 終了 10時43分
試合時間 1時間58分

1 2 3 4 5 6 7 8 9
西武台千葉 0 0 0 2 0 0 0 0 0 2
検見川 0 0 0 0 1 4 0 0 × 5
バッテリー:大野-渡辺
2塁打:大野

投手 大野:投球数116.被安打7.自責点2.被四死球5.奪三振3
打順 ポジション 選手 出身中 背番号 成績
1 7 菅原 誉田 7 4-1-0
2 4 草野 10 4-0-0
3 5 田路 習志野2 5 4-2-0
4 3 寺澤 幕張西 3 2-1-0
5 8 粕谷 高浜 8 2-0-0
6 9

9
篠原
大橋
山中
花園

堀江
9
1
14
2-0-0
1-0-0
0-0-0
7 2 渡辺 習志野1 2 4-1-1
8 1 大野 花見川2 11 4-1-0
9 6 主・川島健 稲毛 6 4-2-3
観戦記:
・実に29年ぶりの秋の大会ベスト8進出!そして、OB会が発足してから初めてのベスト8となりました。
今日は7,8回あたりから感極まって涙が出そうなのを我慢しながら、そして検見川の勝利を祈りながら、勝利の瞬間を待ちわびておりました。

・今日の勝因は我慢強く低めに球を集めた大野君の力投でしょう!西武台千葉は2回戦で拓大紅陵にコールド勝ちで勝ち進んできましたので、
4,5点の勝負になるのではと思っておりましたが、よく2点に抑えてくれました。

・1回表西武台の攻撃は、先頭打者を四球、2番打者のエンドランが内野安打になり、無死1,2塁。
3番打者の送りバンドで一死2,3塁の最大のピンチ。4番バッターをチェンジアップで空振りの三振に。
続く5番打者は当たっている遠藤君は四球で満塁になります。6番バッターの打球はピッチャーの足元を抜き、センター前ヒットと思いきや、
ショート川島君が上手くまわりこみながら裁いてセカンドフォースアウト。一死2,3塁のピンチで4,5,6番打者を抑えたこと。この回凌いだことがこの試合の
ポイントの一つだと思います。

・先制点は、西武台千葉。4回裏1アウトから7番打者のヒットを送りバンドで2アウト2塁に。迎える9番バッターは右投げ左打ち。初打席のスイング
を見る限り、三遊間にあてにいくスイングをしてましたので、内角を攻めれば打ち取れると思っておりました。その初球内角のスライダーをライト線2塁打に。
・今日も先制点を奪われます。余り打てそうな感じがしませんでしたが、強豪校でレギュラーを取るくらいですから力はあろのでしょう。
・続く1番バッターのライト前ヒットで2塁ランナーもホームにかえり2点目を奪われてしまいました。

・その裏、検見川の攻撃は、先頭の3番田路君のセンター前ヒットとボークで無死2塁。4番寺澤君の1,2塁間のヒットで無死1,3塁とチャンスをつかみます。
・西武台の先発はサウスポーの1年生。3,4番の左打者がチャンスを作り、5番からの右打線は長打も期待できます。が、結果は三振とダブルプレーで無得点。
・絶好期を逸してしまいまして、「今日は厳しいかな」と弱気の虫が心の中に芽生え始めます。

・しかし、5回裏、一死から大野君のレフトライン際のヒットを積極的な走塁で2塁打にします。この走塁もアウト・セーフは紙一重でしたが、
2塁まで達した巧走塁を何とか生かしたいところ。続く主将・川島君のセンター前タイムリーで1点返します。
・5回裏が終われば、グランド整備で小休止になりますが、2-0で終わるのか。2-0から1点返してから後半戦に臨むのか。大きな違いがあります。
この1点は、キャプテンが打ったこともありますし、検見川ナインに勇気を。西武台にはボディブローのダメージを与えたと思います。

・6回裏、西武台は、先発のサウスポーに代えて、右上手投げに代わりますが、一死後、2四球を与えたところで交代します。ピッチャーは
同じく右上手投げ。バッターは篠原君。ボールを良く見て四球で満塁にします。新チームの特徴の1つだと思いますが、よく次打者に繋ぎます。
・打線が、「点」ではなく「線」になっているところ。相手投手は苦しんでましたので、よく粘ってくれました。
・迎えるバッターは7番渡辺君。2-3から何とスクイズバンド。ボールはピッチャーとサードの間に転がります。
・相手ピッチャーはストライクを取ることで精いっぱい。相手守備もまさかのスクイズで、ピッチャーもサードも一歩も動けず。慌てたショートが、
ファーストに暴投するや、2塁ランナーもホームにかえり3-2の逆転。このスクイズは、意表を突きました。

・元来、スクイズが少ない和田野球でしたが、今年の春当たりからバンドを使うケースが増えてきたように感じます。
・続くバッターは大野君。2-3までよく粘りましたが、空振り三振で2アウト2,3塁に。バッターは川島君。ここもしぶとくセンター前に弾き返して、3塁ランナーに続き、
2塁ランナーもホームイン。
・一挙4点取って逆転しました。この追加の2点は本当に大きかった。3-2で7回からの後半戦に臨むのか。3点差をつけて臨むのか。1年生投手大野君にとっても大きな
追加点だったと思います。

・7回表、1アウトからヒット1本打たれますが、2つのショートゴロで0点に抑えます。
・8回表、死球のランナーを捕手からの牽制球でタッチアウトに。この1球も大きかった。2アウト後、センター前にヒットを打たれますが、
ピッチャーゴロに。あと1回抑えれば、ベスト8!
・9回表、9番からの攻撃でしたが、レフトフライ、センターフライで2アウト。迎える2番打者はヒット3本打っておりましたが、最後は外角低めの
速球で三振に。ゲームセット。

・試合後、和田監督によくスクイズしましたね?とお聞きしたところ、「迷いましたが2ストライクからのスクイズの練習をしてきたので」と
おっしゃってました。今日も明日の準々決勝の習志野戦に備えて練習するそうです。

・これで3年連続で、秋の県大会は習志野と戦うことになります。
第二試合の市立船橋と多古高の試合観戦に習志野の小林監督が観戦に来られてました。今日は1回戦ゼットエーボールパーク(旧市原臨海)
で戦った後、検見川の次の相手の戦力分析に足を運ぶ。強豪のなせる業でしょうが……。検見川の底力を見せてほしい。明日の試合、楽しみにしております。

事務局記 2013年9月28日

試合前リラックスする選手達

西武台千葉の応援席

試合前のあいさつ

先発は1年生大野君。

背番号11がよく似あいます

低めに丁寧に投げる大野君

5番粕谷君 4回裏セフティスクイズを試みるも!

検見川応援団!3年生も応援に駆け付けてくれました

試合後の挨拶!現・成田国際の田口さんが主将の時以来実に
29年ぶりベスト8進出が決まりました!

応援席に挨拶する選手達